スキンケア

【完全版】除毛クリームの使い方|使用頻度、メリット・デメリット

時間がかかるムダ毛のお手入れ。カミソリでの処理は剃り残しや刃で肌を傷つけてしまうこともあります。そこで使用したいのが除毛クリームです。除毛クリームを正しく使えば、肌の負担を抑えてきれいにムダ毛のお手入れができます。これまで除毛クリームを使っても毛が残ってしまったという人は、本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。この記事では除毛クリームの使い方や使用頻度、メリット・デメリット などを解説します。

除毛クリームとは?

除毛クリームとは、専用のクリームを使ってムダ毛を取り除くアイテムです。

現在主流となっている除毛クリームは、毛の主成分であるタンパク質(ケラチン)を溶かす成分が配合されています。処理したい部位に塗って時間をおくことで、きれいにムダ毛の処理ができるのが魅力です。

使用できる部位は腕や足などで、商品によって使用できる部位が決まっています。顔やVIOなどは使用できないこともあるため、必ず商品の注意事項に従いましょう。

脱毛クリームとの違い

除毛クリームと同じようにムダ毛のお手入れができるアイテムに「脱毛クリーム」があります。実は、除毛クリームと脱毛クリームはまったくの同じものです。

脱毛クリームと聞くと、脱毛クリニックと同等の効果を得られるように感じます。しかし、除毛クリームは皮膚表面に伸びている毛を溶かしてムダ毛を処理するため、毛根にダメージを与えることはできません。そのため、時間が経てばまた毛が生えてきます。

「脱毛クリーム」という名称は、一度に目に見えて毛が処理されることから、比喩的に使われるようになった言葉であると考えられます。

除毛クリームのメリット・デメリット

ムダ毛の処理の方法には除毛クリームのほかにカミソリや電気シェーバー、毛抜き、ワックスなどの方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合う方法で使い分けながらムダ毛のお手入れをしましょう。

除毛クリームを使ったムダ毛のお手入れのメリットとデメリットは以下です。

メリット

  • 自宅でお手入れできるため費用が抑えられる
  • 一度に広範囲のお手入れができる
  • 処理後に剃り残しによる不快感がない
  • 塗るだけで簡単にお手入れができる

デメリット

  • 薬剤を使うため肌トラブルのリスクがある
  • 顔や粘膜付近には使用できない
  • 薬剤の刺激臭がある
  • パッチテストの結果では使用できない可能性がある

自宅でクリームを塗るだけでムダ毛の処理ができるのが最大のメリットですが、一方で薬剤を使用するため肌トラブルがあったり、購入後パッチテストの結果次第では使用できないため、クリームが無駄になってしまう可能性があります。

メリット・デメリットを理解したうえで購入しましょう。

毛が残ってしまう原因3つ

少ない手間でまんべんなくムダ毛のお手入れができる除毛クリームですが、なかには「毛が残ってしまった」という人もいます。それはなぜなのでしょうか?考えられる原因は以下です。

1.事前準備をしていない

除毛クリームを使うときはそのまま使用するのではなく、事前に準備をした方がより効果を得やすくなります。

汗や汚れ、水分が肌に付着していると十分な効果が得られず、まばらになったり、毛そのものが残ってしまったりする可能性があります。

また男性のすね毛のように濃く太い毛に使用するときは、事前にカミソリで処理をして毛を短くしておく方が効果を得られやすくなります。濃く太い毛は産毛などと比べて溶けにくく、毛が残ってしまうこともあるため注意しましょう。

2.塗布時間が短い

塗布時間が極端に短いと、有効成分が浸透しないまま洗い流してしまうことになり十分な効果が得られません。市販の除毛クリームには、それぞれ放置時間が決まっているため、その時間よりも短い時間で洗い流すと効果は半減してしまう可能性があるため注意しましょう。

また太くて濃い毛に対しては、注意書きで放置時間を長くするよう記載がある場合があります。試用前は事前に注意書きを読んで放置時間を確認しましょう。

3.クリームの量が少ない

クリームの量が少ないこともムダ毛をきれいに処理できない原因です。クリームの量が少ないと毛全体を覆うように塗布できていなかったり、ムラになったりします。

反対にクリームの量が多すぎると、かぶれや赤み、痛みなどの肌トラブルを招く場合があります。クリームの量は各商品の注意事項をよく確認して量を守るようにしましょう。

除毛クリームの使い方

除毛クリームを使ってムダ毛をきれいに除去するには、手順に沿って正しく除毛クリームを使うことが大切です。ここでは除毛クリームの正しい使い方を紹介します。

①使用前にパッチテストをする

クリームに含まれる有効成分は毛の主成分であるタンパク質を溶かします。そのため、肌の弱い方やその日の体調によって、使用中に痛みを感じることや、使用後の赤みやかゆみ、かぶれなどの肌トラブルを起こすことがあります。

クリームを使うときは、実施前に必ずパッチテストを行いましょう。パッチテストのやり方は、二の腕の内側に10円玉大のクリームを塗布して10分程度待ちます。洗い流したあとは24時間後に肌の状態を確認します。肌に変化がなければ、除毛クリームを使ったムダ毛のお手入れに移りましょう。

②汗や汚れを落とす

前述の通り、汗や汚れなどがあるとこれらが邪魔をして十分な効果が得られません。お手入れ前は塗布する部位をボディーソープなどを使って汚れを落としましょう。

また、水分が残っている状態でも十分な効果が得られません。汚れを落としたあとはタオルでしっかり水分をふき取りましょう。

③除毛クリームを塗る

事前の準備が終わったら、除毛クリームを塗っていきます。効果をしっかりと引き出すためには、ムダ毛全体が覆われるようにたっぷりクリームを塗ることが大切です。目安の厚みは1~3mm程度。それ以上塗ってしまうと液だれの原因になります。

 

クリームを塗り終わったら記載の放置時間に従いましょう。

④クリームを洗い流す

目安の時間まで放置したら、除毛クリームを洗い流しましょう。洗い流すときは、クリームのぬめりがなくなったのを確認します。クリームが肌に残っていると、肌トラブルの原因になるため、流水でしっかりと洗い流すことが大切です。

⑤保湿する

忘れがちなのが、除毛クリームを使ったあとの肌のお手入れです。除毛クリームはタンパク質を溶かす成分が入っているため、使用後は肌に負担がかかっています。

除毛クリームを使ったあとは必ず保湿クリームなどでアフターケアをしましょう。

除毛クリームの使用頻度

除毛クリームはほとんどの場合、週に1回が使用目安です。しかし、毛の濃さや太さ、試用部位、肌の状態には個人差があるため、2週間に1回、月に1回などと自分で使用頻度を決めるようにしましょう。

また、除毛クリームはメーカーによって推奨している使用頻度が異なります。これは、配合している成分や濃度が異なるためです。除毛クリームは医薬部外品に指定されており、薬剤によって毛を処理するアイテムであるため、その分肌トラブルを起こすリスクがあります。

使用中や使用後に肌トラブルがある場合は使用を中止し、症状が気になるときは皮膚科を受診しましょう。

まとめ

除毛クリームは正しく使うことで、簡単にムダ毛のお手入れができます。しかし、薬剤を使用するため、パッチテスト次第では使用できないこともある点には注意が必要です。本記事を参考に、除毛クリームを使ってお手入れを楽にしてみましょう。

-スキンケア