除毛クリームでもVIOのムダ毛の処理は可能ですが、使用にあたっては注意点があります。安全にムダ毛を処理するためにも、あらかじめ注意点を押さえておきましょう。
本記事では除毛クリームを使ったVIOのムダ毛処理の注意点について紹介します。クリームの使用時にはどのような注意点があるのか、ぜひ内容をご確認ください。
除毛クリームはVIOにも使える?
除毛クリームを使ったVIOのムダ毛処理は可能です。ただしすべての除毛クリームがVIOに使えるわけではありません。
どちらかというとVIOに使えるものは少なく、脇・腕・足などへの使用を目的とした除毛クリームが多い傾向にあります。VIOに使える除毛クリームでも、粘膜には使えないものが一般的です。商品には使用可能な部位が記載されていますので、必ず確認したうえで購入・使用しましょう。
除毛クリームと脱毛クリームの違い
ムダ毛処理を目的としたクリームには「除毛クリーム」と「脱毛クリーム」の2種類があります。どちらが効果的なのか、興味を持っている人も多いのではないでしょうか。
除毛クリームと脱毛クリームは、基本的には同じものです。本来それぞれの言葉には次のような意味があります。
除毛 | 皮膚の表面にある毛を一時的に取り除く |
脱毛 | 毛根にアプローチして長期的に毛を減らす |
除毛クリームは、科学的に毛を取り除く仕組みです。脱毛クリームの場合も効果は一時的で、毛根には作用しません。どちらを使う場合でも、「除毛する」ということになります。
除毛クリームをVIOに使用する頻度
クリームでVIOの除毛をするのなら、頻度もチェックしておきましょう。商品にもよりますが、一般的な使用頻度は「週に1回」程度が目安です。
除毛クリームや脱毛クリームは、肌にあるたんぱく質にとっても強い刺激となります。頻繁に使ってしまうと肌トラブルにつながりますので注意してください。クリームを使った除毛による効果の目安は3~7日です。3日程度でムダ毛が目立ってきたとしても、7日程度あいだを開けて使用しましょう。
除毛クリームをセルフでVIOに使うときの注意点
除毛クリームを使った、セルフでのVIO処理の注意点を紹介します。気をつけたいポイントは次の5つです。
- 説明書どおりに使用する
- 汗や汚れを落として肌を清潔にする
- 長い毛はカットしておく
- 除毛後は保湿する
- 粘膜に付着させない
5つの注意点について、それぞれ紹介します。
説明書どおりに使用する
除毛クリームは説明書通りに使用しましょう。特に以下の3つは、説明書を確認する必要があります。
- 使用できる部位
- 使用量
- 放置時間
VIOに使うなら、専用の除毛クリームを選びましょう。「VIOすべてOK」「VラインのみOK」など、使用できる部位は、クリームによって違います。どのくらいの量を塗布するかも、説明書での確認が必要です。また、放置時間は必ず説明書の指示を守ってください。放置時間を長くしても、効果が高まるわけではありません。肌への負担が大きくなってしまうため、放置時間を長くするのはNGです。
面倒でも、必ず説明書を確認したうえで除毛クリームを使いましょう。
汗や汚れを落として肌を清潔にする
除毛クリームの使用時には、汗や汚れを落として肌を清潔にします。
VIOは雑菌が繁殖しやすい部分です。清潔ではない状態でクリームを使うと、雑菌が入り込んでしまうおそれがあります。また、汗や汚れが綺麗に落ちていないと、クリームを使っても十分な効果が得られません。
効果を高めるためにも、肌を清潔にしてから使用しましょう。
長い毛はカットしておく
クリームの使用時にはあらかじめ長い毛をカットしておきましょう。クリームはムダ毛を覆うように塗布するものです。陰毛が長い状態だと肌への負担が大きくなります。
肌への負担を減らすためにも、長い毛は事前にハサミでカットしておいてください。ただしハサミを使う場合、肌を傷めないようくれぐれも注意しましょう。
除毛後は保湿する
すべての除毛・脱毛方法に共通していえることですが、処理後は保湿を行いましょう。
ムダ毛処理をしたあとの肌は、乾燥しやすい状態です。そのまま放置していると、かゆみ・赤み・黒ずみなどにつながります。肌トラブルを起こさないよう、処理後は忘れずに保湿を行ってください。
粘膜に付着させない
除毛クリームを使うときは、粘膜への付着に気をつけましょう。
「IO」には使えない除毛クリームが多いのは、粘膜に近い部分であるためです。IOに使える商品でも、粘膜にはクリームをつけないよう気をつける必要があります。
肌トラブルの原因になりますので、注意して使用しましょう。
除毛クリームを使ったVIO処理のメリット
除毛の方法にはさまざまな種類があります。そのなかで除毛クリームを使うメリットには何があるかをチェックしてみましょう。大きなメリットは次の2つです。
- 仕上がりが綺麗である
- 価格が手ごろで購入しやすい
2つのメリットについて、それぞれ内容を紹介します。
仕上がりが滑らかである
除毛クリームは滑らかな仕上がりになることが大きなメリットです。
かみそりやシェーバーを使うと、毛の断面が尖ってチクチクします。しかし除毛クリームは、たんぱく質を溶かして除毛する仕組みです。毛が溶けて先端が丸くなるため、処理直後の仕上がりが滑らかになります。かみそりで処理したあとのチクチクが気になるなら、除毛クリームを使った処理がおすすめです。
価格が手ごろで購入しやすい
除毛クリームは価格が手ごろで、購入しやすいことも大きなメリットです。除毛クリームや脱毛クリームは、2,000円前後で販売されています。クリニックやサロンで脱毛の施術を受けるよりも、クリームはリーズナブルです。手軽に費用を抑えてムダ毛処理をしたい人に向いている方法だといえます。
除毛クリームを使ったVIO処理のデメリット
除毛クリームでのVIO処理には、いくつかデメリットもあります。デメリットについても把握したうえで処理を行いましょう。
- VIOには使えないクリームがある
- 肌荒れを起こす可能性がある
- 効果が長続きしない
- コスパが悪い
4つのデメリットについてもそれぞれ紹介します。
VIOには使えないクリームがある
除毛クリームにはVIOに使えない商品があります。使えない商品が多いのは、VIOが刺激に弱い部分であるためです。購入時にはVIOにも使えるか必ず確認を行ってください。
肌荒れを起こす可能性がある
クリームでの除毛は、肌への負担が大きくなります。
特にVIOはデリケートな部分です。VIOへの使用がOKなクリームでも、肌にかかる負担は大きいため、注意する必要があります。
肌が弱い人・アトピーやアレルギーの人は、クリーム以外の除毛方法も検討してみましょう。肌が丈夫な人でも、使用時には必ずパッチテストを行ってください。
効果が長続きしない
クリームを使った除毛は、効果がそれほど長く続かないこともデメリットです。仕上がりは滑らかで綺麗ですが、除毛クリームを使ってから3~7日程度でムダ毛が目立つようになります。そのため再び除毛をすることになりますが、肌への負担が大きいため、頻繁には使えません。
効果を長持ちさせたい場合は、クリニックやサロンでの施術も検討してみましょう。
コスパが悪い
除毛クリームはコスパが悪いというデメリットもあります。クリームの価格は1本2,000円前後です。効果が長続きしないため、繰り返し購入しなくてはなりません。手軽に試せるものの、長期的に見るとコスパが悪い方法です。
VIOの処理をし続けるなら、クリニックやサロンでの施術が割安になる可能性があります。
除毛クリームの使用でよくある質問
初めての脱毛クリーム使用なら、よくわからないことがある人も多いでしょう。
除毛クリームの使用でよくある質問も紹介しますので、ぜひ参考としてご確認ください。
除毛クリームを使い続けたらムダ毛は薄くなる?
長く除毛クリームを使ってVIOの毛を処理しても、量や濃さは変わりません。
- ムダ毛が濃くなる
- ムダ毛が薄くなる
どちらの説もありますが、実際には「変化がない」ということになります。なぜなら除毛クリームは、表面の毛を溶かす仕組みだからです。ムダ毛を薄くしたい場合は、サロンやクリニックでの施術を検討しましょう。
除毛クリームは子どもでも使える?
商品に明記されていない限り、除毛クリームには年齢制限がありません。そのため基本的には子どもでも使えると考えられます。
ただし子どもは大人よりも肌がデリケートです。VIOに限らず、なるべく使用は避けた方がよいでしょう。どうしても使いたい場合には、必ずVIOに対応しているクリームを選び、パッチテストのうえで使用してください。
生理中でも除毛クリームでVIOの処理ができる?
除毛クリームは刺激が強いため、生理中の使用は控えましょう。生理中は普段よりも肌が敏感な時期です。そのため普段より肌荒れやかゆみが起きやすくなります。ムダ毛が伸びてきて気になるかもしれませんが、生理後に使用してください。
VIOの処理には除毛クリームを試してみるのもおすすめ
VIOの処理で滑らかな仕上がりを求めるのなら、除毛クリームを試してみるのもよいでしょう。ただし商品によってはVIOに使えませんので、確認のうえで購入してください。
除毛クリームの使用時には注意点もあります。汚れを落として、長い毛をカットしてからクリームを使うと効果的です。必ず説明書を確認したうえで、指示に従って使用しましょう。